外見的ハッタリで凄まじいインパクトを示した戦闘神輿。あっという間に弱点を見通した吹雪凄いなぁ…
崩されかけた戦局だろうと敵将を打ち取れるなら、有利は一気に引き戻せる。いわば諏訪方は勝利を手に仕掛けた瞬間だった。そこで逃げを得意とする、つまりは危険に聡い時行だけが新たな戦局崩しに気付いたのは面白い
それは将の器に似たものであるが、同時に彼の指示で軍が逃げ出せなかったのは今はまだ将で無い事の証左か
今回の戦は時行の可能性と限界を示すものとなったような
まさかの再登場となった瘴奸の厄介さは倒した時行が最も知っている。また将の器を少しでも有する者であれば瘴奸の突入により戦局は引き戻せない程に崩れたと判る
次に出来るのは負けをどの程度に抑えられるか。時行は自身の逃げは出来ても軍の逃げまで得意とはしない。それだけに望月を始めとした三大将の言動は逃げを助けるものであり、彼らが時行を信じるつもりなら、より大きな逃げに通ずる
興味深いのはここでの逃げがやがて来る勝ちへの布石として機能する点か。戦局は負けても大戦に勝てれば真の勝者となる。また頼重や時行を中核とする勢力はより盛り上がった。単純な負けとは呼べない構図には興奮させられますよ!
そして、ここにきて清原の深堀がされるとは…
第一印象も第二印象もTHE麻呂!って悪人だったけど、背景が描かれてみれば彼とて偉大なカリスマの手足として動かされた木っ端公家だったようで
面白いのは彼の本質をどちらで見るのかという点。鎌倉武士にへつらう公家への嫌悪を示した顔が本質か、それとも不遇の中でも新たな世を待たんとした希望溢れる顔が本質か
どちらにせよ、後醍醐天皇というカリスマが命じた神輿に乗せられていた彼は最初から負けていたのかもしれないね……