いわゆる出崎演出を多用して印象付ける工夫は見られるが、やっぱり京アニ版には勝てないな、という感じ。
これが唯一のアニメ化であればナシだけど、解釈の一つとしてはアリだと思いました。
2/3の学園パートは智也と渚の関係に絞っており、ルート分岐ありきゲームからアニメに落とし込んだ時に生じてしまう枝葉の多さが無くなっていて
二人が惹かれていく感じがわかりやすくなっていたと思います。
一方で、原作の肝ともいえる汐との和解が非常にあっさりしており、そこに期待しているとがっかりすると思います。
私は原作における父親との和解シーンがそこまで好きではないので、父親が汐の事でちゃんと叱ってくれた点と、そのことで親と自分が同じであることを理解する点は好きです。
また、原作のラストも渚が死んだ時点でその後何をしても人生をやり直さなければ幸せなれない感じがしてあまり好きではないので、
本作の終わせ方も好きです。
演出面については止め絵の演出は持ち味だし印象に残っていいのですが、ただ画面を真っ二つにして二人映すだけの絵が多かった事と、
やけに電車の走行シーンが頻繁に入るのは気になりました。
これはこれで・・いや、ナシです
独特な演出で、「スペースコブラ」とか見ている感じがしました。止め絵や繰り返しショット、画面分割、暗いところから明るいところへ出るシーンなど、演出が目立ってましたね。あの原作を2時間に収めるのは無理なので、どうするかと思いましたが、いろいろと苦労した感じは見えました。