これまでのアニメの枠を超える文句なしの傑作です。
この作品の魅力は、アニメ(映像)になったからこそ伝わる表現の深さです。セリフや画面の絵だけで説明しすぎず、あえて「余白」を残している。だからこそ、絵とセリフが重なったときに「言葉のうしろにある本当の気持ち」が伝わってきます。説明に頼らず、空気感や間で魅せる演出がお見事です。
また「お酒」をきっかけに少し気がゆるみ、人の弱さや儚さがふっとあふれ出る瞬間を切り取るのも上手い。ストレートな言葉を使わなくても、映像の力でキャラクターの心をしっかり描き切っています。