鬼夜叉、あの時聖に対してかみついたのだが、当の聖は鬼夜叉は潔白だと言った。鬼夜叉は南に動向を伝えたことは自分もそうだが徳さんもそんなことはしていないと言った。
聖は石也からもらったスイカを渡し、自分の存在を受け入れる場所、思いを馳せてくれる人。両方あることを忘れてはいけないと聖は鬼夜叉に言った。
コガネは徳さんを救いに屋敷内に入ったが、徳さんが言ったのは斬るのは紐じゃなくワシとの縁だと言った。コガネには生きていて欲しいのだろう。新たな縁をと言ったがコガネは徳さんも大事だと言った。
石也が鬼夜叉を見に来た。鬼夜叉は観世座に迷惑をかけれないことを知りつつ、それを分かりたくないと石也を振り切り、小屋を出て行った。そして徳さんの元に。
徳さんは足利義満に中身のない勝者など何の意味もなさない、お前は敗者をどう救い上げる、敗者は忘れ去られるそんな世の中であってたまるかと徳さんが言うが義満達は一瞥もせずに彼は鬼夜叉の前で倒れた。彼はコガネに背負われ埋葬された、コガネは泣き続けた。千晴に字を教える石也、千晴は石也が鬼夜叉に雑に扱われている気がすると怒っていた。石也は若はあのままでいいと言った。
鬼夜叉は義満に会おうとしていた。義満は通せと言ったため彼は徳さんのことを聞いたが、義満は何のことだと言った。本当に見ていないだと理解した鬼夜叉。そんなもの気に留めるなと義満。鬼夜叉は不満を言ったが、お前もこちら側だと義満、そして奪う側であるとも言った。弱きは捨て、強きに力を。そうして初めて世界が大きくなっていくと言った。そんなのは寂しいと鬼夜叉。舞比べについて、義満が題目で判定人は義満一人であることを伝えられた。いつまでこちら側でいられるかお前次第だと義満は鬼夜叉に言った。
私は飢えたことがなく帰る場所もある。それは紛れもない事実。こけた子供に声を掛けたら、その顔が徳さんを思い出させた。敗者が忘れ去られる世界であってたまるかよ…と言う言葉も思い出した。
徳さんを忘れて進めるわけがない、徳さんの願いではない、これは私の願いだ。こんな寂しい世界を変える、舞うのだあの人に向けて。
よいちさん優しいな…石也にも知恵を借りたいと言ってきた。急にロックサウンドで始まった舞。禅に帰依する老婆の格好をした鬼夜叉と真言の僧役のよいちの、この後場面は大きく変わり小野小町の成れの果てを演じていたと言われていた鬼夜叉だが、そうではないらしい。増次郎がそれではないことに気付いていたが、次回鬼夜叉はどのような舞を見せてくれるのだろうか。