全体3.5、ストーリー:2、映像:5、音楽:4、キャラクター:2
面白かった。70点くらい。
最初がダラダラ長いのと、全編を通しても長い。小説とか裏設定を勘案すると、12話で用意してたものを130分に収めたんじゃないかなと思われる。
かぐや姫の設定をベースに、ガールミーツガールが主題。そこに、平成後期から令和前期までの要素(仮想現実、ライバー、FPS、スプラ、ボカロの曲、ボーカロイドのライブ)を詰め込んで、ニコニコ時代の音楽文化と感性でまとめ上げた感じ。
ライブシーンはボーカロイドのライブにうまくメタバース的な空間を合わせて現代的に仕上げていて、飽きることなくテンポよくみられた。
音楽は昔ニコニコで流行ったもののリブートなんだけど、あれって15年たった今でも若い子にウケるんだな。そういった意味では、ボカロには何かしらの若者に対する普遍的な訴求力があるんだろうか。
映像作品として、音楽として、の部分はとてもよかった。キャラとストーリーが微妙だったな。1クール(OPED抜きで240分)を120分アニメにしてるから(勝手な推測)、しょうがないとは思うけど、
彩葉と父親との音楽にまつわるエピソード、彩葉と母親との軋轢&不和&家出エピソード、彩葉と兄とのゲームを通じた交流エピソード、彩葉とかぐやの中を深めるエピソード、このあたりの深堀がもう少し欲しかったな。とくに、彩葉と父親・母親のエピソードがごっそり削られているから、最初の頑張っている理由がわからなくて、物語にうまく感情移入することができなかった。また、彩葉とかぐやの仲を深めていく過程もだいぶ駆け足で、こんなんで仲良くなるの?って感じだったから、かぐやが帰るときに泣くに泣けなかった。
もったいないんだよなー。もっと尺があれば、もっといい作品にできたと思う。マジでもったいない。