1995年の原作アニメがまさかの令和の時代にアニメ化ということで、自分が設定していたハードルをはるかに超えてきた。
まずは圧倒的映像クオリティ、春雨の透明感、スープの表面に浮かぶ油の質感、米粒1つ1つにまでこだわったチャーハンなど製作陣の気合も十分。
またキャラクターが全員光っていて、まごころ思想の霧子と勝負思想のジャンの因縁の対決、お互いに勝敗はあるもののさりげなく互いが互いを支え合おうとする料理人としての優しさや突っ走って他人の意見をおざなりにしないジャンの柔軟性と料理の知識量もまた魅力としてよく立っていた。
中盤から終盤にかけての料理勝負編も過去回想を挟みながらジャンのキャラの深堀りをしつつ異次元で奇想天外な料理を中華をよく知らない視聴者にも分かりやすく見せられていてとても楽しめたし、大谷先生の必要悪としての見せ方やジャンに対する復讐心が見せた醜い一面の応報が最終話で回収されて感情的にとても気持ちよく終わることができた。
また30年前の原作ということもあってコンプライアンスを攻めるシーンなどがあったが、ナレーションによる合いの手を挟むことによってそれをやわらげてなるべく原作の通りにアニメを進攻しようとする努力も見えて作品がよりよくなったと感じた。
TROYCA×あおきえいのタッグはやはりとてつもない化学反応が起きるのだと改めて実感させられた。とても面白かった