サービス開始日: 2025-12-09 (296日目)
終始何がしたかったのかよく分からないアニメだった。
6話くらいまで物語として目立った動きが有る訳でもなく起伏のない日常生活を流され、急に動き出したかと思ったら割とあっさり解決してまた元の位置に戻るみたいな…。
若干感じ取れるお涙頂戴感も冷めるし、キャラ自体はいいもののその魅力の引き出しは全然出来ていなかったと感じた。
また11話辺りから急に主人公2人の喧嘩を発生させてアクションを起こしていたが、これもまた取ってつけた感が否めないし第一全体的にもう少し早く行動を起こして欲しかった。
また本作はどうやら百合に分類されるらしいが百合らしさも戦争の要素も全然立っていなかった常に迷走し続けているという印象しか無かった。
ただ、問題提起に対する解決の仕方が良かったのと、ところどころの瞬間的な良さでギリギリ保てていたので個人的にはこの評価で落ち着いた。
漫画にかける情熱やそれを描くキャラたちの愛がこれ以上ないくらい伝わってくるそんな1クールだった。
個人的にやすみんと手島先生の対比の見せ方がとても上手いと感じていて、元は漫画が好きで初めたけど現実を知って漫画に苦しめられる先生と苦しい時こそ漫画にアイデアを貰うやすみん、楽しさを失ってビジネスとして描いてる先生とどんな時でも自分のパッションを忘れないやすみん、辛い時こそ1人で活路を見出す先生と行き詰った時はみんなでアイデアを出し合って完成させるやすみん。これらすべての要素が漫画を描くやすみんを見守る先生の心情として設置されていて地獄を見た先生(漫画家)の歩む道に対してどう向き合って漫画を描くのかという作品の輪郭を大きく形成し続けられていたと感じた。
またキャラの漫画への愛の見せ方もとても上手く、「こんなとき漫画の主人公なら…」の掛け声とともに本当に自分が描きたかったもの、自分の想像する世界を楽しそうに描いて一喜一憂してさらなるクオリティ向上を目指したり、たとえダメだしされても嫌な顔はせず自分たちの成長材料として昇華したりという嫌なストレスの貯め方をしなかったのはこのアニメにおいてとても重要な要素だと感じた。
一方で手島先生の方も元はやすみんと同じで純粋に漫画が好きでプロの世界に入ったこれ自体は愛によるものであり、そこからの変化とリアルを担っていたのが先生だった。
また伊豆大島やコミティア、船や飛行機などという舞台設定もちゃんと活かせていて、初めて訪れる東京の景色や初めての体験をやすみんたちのフィルターを通して漫画の知識やアイデアとして還元させる過程も感動できる成長要素として上手く描けていたと思う。作者さんの漫画での挫折や成功体験など含めて漫画として写すのがとても上手い作品だと感じた。
またこのアニメの制作会社である「シンエイ動画」は個人的にあまり好みである作品を出していなかったし、全体的なクオリティの面でもあまりいい印象はなかったのだが”本当に面白い原作があればそんなイメージも払拭できるくらい素晴らしい作品が作れる“を体現してくれたとてもいい体験ができたと思ってる。
ただ、この対比構造と作品の構成を1クール通して続けていたためテンポの抑揚を感じられない若干の中だるみは正直感じる回はあった。
将来このアニメを見て漫画家を目指したっていう人が現れてもおかしくないくらいの最高の作品でした。
他種族が混在する世界で織り成す女子高生達の学園コメディ
種族間で隔たれる問題、恋愛や価値観、徒競走ひとつに至るまでそれぞれで抱える問題があり一見したら自分達人間とは隔絶された世界を見ているようで悩みの根本は自分ら人間と何ら変わりない、そんな日常を萌えを主体にして見せてくれて個人的にはとても見やすく取っ付きやすい内容となっていた。
他の作品(異世界系などは特に)でよくある種族間での特性や個性をそのまま使うのではなくあくまで一要素として取り込み「自分達と違うようで実は同じこの世界での生活」という親近感を出していたのもこの作品が滲み出していて、ハーフなどの種族ブレンドがよく見て取れたのは相互理解の美学ともよく合っていたと感じた。
また友人関係だけでなく、家族や従兄弟などの身内の上下関係にもフォーカスがよく当たっていて、高校生の主人公たちの抱える悩みではなく個々人で抱える問題が少なからず大小問わず存在するという作品の根幹の風呂敷の広げ方もとても良かったと感じた。
それでも脚本などから種族間などにある僅かな溝などを感じてそれをお互いで柔らかに埋めていくそんな物語を自分好みに出来ていたためとても好きな作品だった。
ただ、後半の方は映像クオリティの方が少し息切れしてきていたように感じた。
人気シリーズの第3期、個人的にかなり上振れ下振れの激しいクールだと感じた。
ルディの元から離れて己を高めようと修行するエリス修行編は常に心にルディを置きながらも柔軟な戦術を身につけるエリスの成長をよく描けていてとても面白かった。
一方3話〜11話までのルディ達の話は正直尺の使い方や話の張りとしてはとても不十分で不愉快に感じる回が多数発生して、たとえ今後の伏線回だとしても見過ごせないシーンが多かったと感じた。父親として家族を守る立場になったルディの固めた覚悟の振りを全く活かせてない回収回だったりもっとスマートに纏められたと感じる回が多かった印象。特にナナホシが好きではなく、個人的に若山詩音さんのアフレコは全く上手くないと感じていて、その上自己中心的な発言の数々は心にモヤを抱える結果となった。
逆にターニングポイントからは物語と共にこのクールの自分のマインドのターニングポイントにもなって、未来から訪れたルディの壮絶な体験を杉田さんのアフレコで武装してより犇犇と恐怖が伝わって来る演出として昇華出来ていたし、ルディ自身の弱さも垣間見えてこの未来を回避するべくまた新たなスタートを切ったルディにとっての「本気」を感じたとてもいい回だった。また最終回での家族との対話シーンやエリスの始動など、来年放送の2クール目の期待が高まる終わり方で、ここまで紆余曲折あったものの閉め方自体はとても良かったと感じているため楽しみにしています。
1995年の原作アニメがまさかの令和の時代にアニメ化ということで、自分が設定していたハードルをはるかに超えてきた。
まずは圧倒的映像クオリティ、春雨の透明感、スープの表面に浮かぶ油の質感、米粒1つ1つにまでこだわったチャーハンなど製作陣の気合も十分。
またキャラクターが全員光っていて、まごころ思想の霧子と勝負思想のジャンの因縁の対決、お互いに勝敗はあるもののさりげなく互いが互いを支え合おうとする料理人としての優しさや突っ走って他人の意見をおざなりにしないジャンの柔軟性と料理の知識量もまた魅力としてよく立っていた。
中盤から終盤にかけての料理勝負編も過去回想を挟みながらジャンのキャラの深堀りをしつつ異次元で奇想天外な料理を中華をよく知らない視聴者にも分かりやすく見せられていてとても楽しめたし、大谷先生の必要悪としての見せ方やジャンに対する復讐心が見せた醜い一面の応報が最終話で回収されて感情的にとても気持ちよく終わることができた。
また30年前の原作ということもあってコンプライアンスを攻めるシーンなどがあったが、ナレーションによる合いの手を挟むことによってそれをやわらげてなるべく原作の通りにアニメを進攻しようとする努力も見えて作品がよりよくなったと感じた。
TROYCA×あおきえいのタッグはやはりとてつもない化学反応が起きるのだと改めて実感させられた。とても面白かった
約7年ぶりの幼女戦記だったが、改めて時間が経過して見るこの作品は驚くほどに自分向けではなかった。
戦争の内政や陣営の思想を上回る理屈や勘違いからつながるシナリオ、最終的には戦争の終結にも内部での対立がありそんな前線にターニャを送り込む当人にとっての皮肉となる展開と完結まで丁寧に描かれていたと思うが、このアニメに面白みを感じる要素で自分は面白いという感情になれなかった。
最終話まで完走はしたもののかなりパッションで見ていたのでそこまで深く語れるわけでもなくこの結果に落ち着いた。
仮に続編が決定しても3期以降は視聴を断念する可能性大
相変わらずのぐらんぶるで安心する反面個人的に大爆笑した回やそこまで刺さらなかった回などもちょこちょこ発生してきたので心配ではあったが揺るぎなく完走
特にパラオの展開と千沙の親子についての深堀りなどギャグに合わせたストーリー進行は外連味もあってとても面白かった。合コン後は少し下振れを感じたが、最終話で持ち直してくれたので心残りなく完走。
どうやら4期のせいさくが決定しているため、次期ではまた新たなキャラの登場やあまり関わってこなかった毒島との絡みなどとても楽しみ。
音駒と烏野との因縁の決着でもあり研磨と翔陽との成長と友情の物語でもある。
今までの練習試合や経験から互いに積み重ねたものこの試合でつかんだもの全てのぶつけ合い、圧巻の映像クオリティでの打ち合い、1時間半全く疲れず最後まで目を釘付けにするような演出と適度に挟む緩急と休憩で瞬きすら忘れるほどにのめり込めた。
また少ない言葉に多くの意味を乗せる研磨の真意を汲み取った脚本づくり、ラスト研磨の一人称視点での試合のハラハラとした臨場感と「まだボール落ちてない」という本心からバレーに向き合うこの叫びには涙が出るほどに心に響いた。
またこの2つの学校が昔からの因縁でありながらも所々で相手へのリスペクトを感じるスポーツマンシップからも闘志を燃やしながらもこの試合を全力楽しむ姿が見れてとても良かった。
映像の派手さは控えめではあるものの過去回想シーンの挿入やモノローグでの語りなど、キャラの成長した姿もあり、そんなキャラ達に成長を与えた者達のことにもフォーカスをあてたまさにスポーツそのものを体現したそんな映画だった。特上
田山の恋愛がやりたいのか、ノスタルジックな雰囲気アニメをやりたいのか、はたまた人間ドラマ的なのをやりたかったのか、どれもがあやふやで中途半端故に魅力が完全に半減してた。
主人公の佐々木は四十路にもなって溢れんばかりの童貞感が作品に合ってないし、田山の方も1話で同一人物だけど違う顔を持つ2人が時間帯や佐々木の仕事事情に対応して入れ替わるなどの良い設定を見せてくれたのにそれすらもうまく使えていなかった。(スーパー裏を2人だけの特別な空間として演出したいんだったらもはや正体を明かして進めた方が良かったのでは?)。また佐々木の童貞感を肯定させるような会社の同僚の設置やラブラブ夫婦設定も個人的には好きじゃないし良くないと思った。
夜中で2人という雰囲気を出すにしても佐々木がオーバーリアクションでいちいちうるさいので浸ることも出来ず、たばこををあくまできっかけにしているだけだったため、たばこを吸う雰囲気をエモ消費してるだけに見えてしまった。
社会人であり人生の先輩である佐々木が田山をリードする1話との対比や佐々木なりの人生を見てきた考えなど通じて田山との距離を縮めるそんな決定的な展開が欲しかった。
よふかしにも恋雨にもなり切れなかった、同クールのヤニねこに比較され全てで劣ってしまったそんな作品として自分の中に落ち着いた。
次世代を担うヤニアニメ
この世の終わりみたいなキャラの詰め合わせ、みんながみんな引き返せないレベルまでカスを極めてる、そんな奴らにも日常にある些細な幸せや楽しみに一喜一憂するしそれでもタバコや酒や薬物(これはアウト)という快楽物質に溺れてしまうそんな二面性の提示。とても上質な日常アニメを見ているようだった。また大家さん(一般人)側からのアプローチが大きく描かれていて、傍から見たら終わってるヤニカスに見えるが実際「女」「獣人」「おっぱい」などの好みの要素さえあればそんなヤニカスにも性欲もそそられるという人間の元から持つ本能的な要素もよく描けていて大きな評価ポイントとなった。
実際第1話時点で大きく騒がれていた「汚すぎて見てられない」という意見でさえもヤニねこからしてみれば術中でありこのアニメの表面的な魅力と内に隠された本質のコーティングの紙一重に脱帽した。
またクオリティ面でもとてもよく、ビールに書かれた細かい成分表示やたばこの銘柄などもごまかさずちゃんと記載し、アニメで獣人の女がうんこをするというこの描写さえも手を抜かないコンプライアンスに無駄に配慮せず貪欲に「ヤニねこ」を描き切る製作人のアニメへの熱量も感じられてとてもよいアニメだった。
ハヤテのごとく!のような(ほぼそう)導入から始まるこのアニメ
3~4話ごとに3人の ヒロインの紹介兼深堀りと主人公との交流をしていくのだが、1番最初と最後の才女パートと都島パートは正味微妙だったが、途中出てくる天王寺パートがとてもよく、キャラの引き立て方や見せ方など主人公に甘えたりなどせずただ向上心を燃やしてるキャラだったので主人公との相性も良くまた物語もみていて飽きない回になっていたと感じた。「学年で2番目の女の子と友達になった」
ただ随所で設定の甘さやキャラの魅力を削ぐ脚本、テニスネットの真ん中の白いロープの書き込みなどちゃんとしていればもっと良くなったと思う。
あと個人的に序盤ちょこちょこ出てきたCV小清水亜美の筆頭執事、この立場でありながら実は男性経験結構豊富で性欲あると考察させるような発言が度々聞こえたのでそんなエピソード途中で出てくるのかなぁと少し期待していた(もちろん無かった。)
釣りという身体的にも精神的にも辛抱が必要な題材を使って日頃の心のケアやメンタルの保ち方を密かに表現している素晴らしい作品。
動画工房の映像の動かし方、キャラや釣りの見せ方もとても上手でさりげない髪の毛の動きでさえも見逃さず書き込む徹底ぶりは本当にあっぱれ。また脚本の作りこみもまたすごくて、さりげない成長の見せ場や上手くいかない時や苦手なものに対する挑戦をするときにかける言葉が甘やかさずとも冷たくもない絶妙な塩梅のセリフになっていてレベルの高さを思い知らされた。
また釣りというコンテンツにも興味をそそらせる内容でもあり、釣りに関するマナーやルール、魚や動物などの自然とのアプローチ、魚の種類に応じての釣り方ややり方や料理シーンなど含めてよく描けていて全くの素人が見ても分かりやすく楽しめるようになっていた。
自分は割と小さいときアウトドアだったので釣りなども経験しているが、最近やらなくなってきてたがこのアニメを見て簡易的にもやってみたいと思わせてくれた。手長エビ釣りしたいw
とてもいいアニメでした。1年前見たときよりもはるかに面白く感じられて嬉しかった。
動画工房が残した名作、2期待ってます。
完全なノーマーク、ダークホースと呼びにふさわしい作品
中華風の作品であるにもかかわらず専門的な用語などはほぼなくカジュアルに楽しめた。
物語が進むにつれ新たな立場での人脈や居場所が発展していく様や随所でも見られる設定による対比、何事にも前向きでひたむきな玲琳に動かされていくキャラ達にも魅力が見て取れて普通この手の作品には必要悪となる存在がいてこの作品にも例外なくそれは存在したのだが、最後まで嫌いなキャラが1人もいなかったのはこの作品が持つシナリオの運び方と見せ方の技であると感じた。
またそこに動画工房の動きのセンスも乗っかってとてもいい作品になっていたと感じた。
来年冬の2クール目もとても楽しみにしています。
文化を奪う異形の存在「スクーパー」から原宿を守る少女たちの物語
かなり独創的な作風で個性が爆発していた。画家とかの脳内ってあんな感じなのかな?
彼女らの思うクリエイティブを創造しながら、それを中心に心境を垣間見たり美学に触れたりするテーマ自体は良かったがもうあと一押しが足りなかった印象。着地がもう少し練られていたらもう少し評価は上がった。
ストーリー的には後半からのどんでん返しがあったので世界観事態の回収はできていたと思う
個人的このアニメはキャラがとてもよかったと感じられて、唯一の春奈るなさんがアフレコしているアニメであり、演技は粗削りではあるが水橋かおりさんと石原夏織さん足して2で割って水で薄めたような声音をしていた。
また石見舞菜香さんの出世作でもありファンの方は必見な作品である(そこまで必見ではないがガチファンなら一見の価値あり)。
他者に絶対に打ち明けられない秘密を抱える主人公の黒絵、そんな黒絵と抱えた悩みを各々の方法で向き合ってきたサブキャラ達、見た目だけでの判断をしがちな昨今において短い交流でも中身を見ることができ、そんな接し方やマインドで互いの関係地を深められるそんな友人関係の構築の見本を見せてくれたいいアニメだった。
個人的にサブキャラの存在と使い方が上手だと感じていてそれぞれのかかえていたコンプレックスの克服を単話で深掘ってそれを黒絵自身の心の成長に上手く昇華で来ていたと感じた(ライリー回特上)。
また心までイケメンだった南くんの存在、お互いぶれない一途な心があったからこそ実現できた最終回だったと思う。
ただ、自分が特撮チックな怪獣があまり好きではないのでハルゴンのシーンに関しては多少の浮き沈みは発生した。