夜天の銀兎、十分強くないか・・・?
オルンが入ったことで、もうこのパーティに並ぶものなし。
あと3話くらいで何を見せてくれるんだろう。
至る所が、まるで魔の森のように感じられてきた。
「魔力酔い」という概念を知ってから他の異世界転生ものを見返すと、
どうしても都合の良さを感じてしまう。
とはいえ、それを言い出せば都合の良さの定義はいくらでも広げられる。
本作の肝となる設定でもあるし、
他作品との比較ではなく、この作品の中だけで考えていきたい。
社畜的合理思考、魔力酔い、世界の制約――
構造的な見どころは多い。
でも結局いちばん刺さるのは、こういう台詞だ。
「この館の全員が心配している」
「お前は一人じゃないんだ」
社畜は基本的に“ひとりで背負う生き物”。
・迷惑をかけない
・弱音を吐かない
・倒れても自己責任
そうやって“個”で完結しようとする。
だからこそ、
「お前は一人じゃない」
は効く。
しかも“館の全員”。
特定の誰かではなく、共同体全体が心配しているという宣言。
それは役割ではなく、存在を心配しているというメッセージだ。
「定時で帰ってこい」
「明日はそうします」
と一度きちんと救いを見せておいて――
次回予告
「休日出勤しました」
これは反則級に上手い。
さすがに吹き出した。
他の作品をいくつか見たあとに改めて本作を見ると、
貴族制度や序列の描写がかなり丁寧だと感じる。
権力構造や立場の違いがきちんと描かれている分、
逆に他作品の“貴族まわりの粗さ”が目についてしまうこともある。
このあたりは本作の強みだと思う。
その強みを土台に、主人公が理詰めで立ち回っていく展開は、見ていてとても気持ちがいい。
ロンディモンド→「ブルーチーズ総監が?」
ゼオンリー・フィンロール→「師匠から・・・」←ハチミツ先生じゃないんかい(笑)
そして中級魔術を初級魔術で破るクノン。
まるでとんちのような発想でクリアするあたり、実に彼らしい。
「勇者ヒンメルならそうした」というあの感じではないけれど、
どこか「師匠ならこうしました」と言わんばかりの解答。
好き。
時間制限があったとしても、きちんと突破の手立ては用意されていた模様。
そして何より、
偉い人たちの話は最後までちゃんと聞けw
テンポが良いぶん、ツッコミどころも多くて楽しい回だった。
全然別の作品の話になるのだけれど、
この回を見ていてなぜかDQ1の勇者とローラ姫、そしてドラゴンの関係を思い出した。
もし勇者がドラゴンを倒しきらず、ローラ姫だけを助けて去っていったら――
そのあと残されたドラゴンは何を思うのだろう、と。
今回のエピソードも、そんな「残された側」の感情を少し想像してしまう回だった。
手紙をあんなに大きいカバンに入れていたのか。
そりゃ勘違いもされるよな……。
とはいえ他に小さいカバンを用意しているわけでもないだろうし、仕方ないのかもしれない。
それにしても、ガラケーが出てくるたびにどうしてもシュタゲを思い出してしまう……。
人化の術はまだLv.1。
まあ、あの結果になるのも想定の範囲内。
ただMPの消費ペースが激しすぎる。
レベルが上がって消費効率が改善されないと、村に入って生活するのはかなり厳しそうだ。
そしてボス猿との決闘。
ステータスがほぼ均衡しているとはいえ、
毒を使わずにあそこまで互角に渡り合えるのは意外だった。
厄病古龍という種族値そのものが、思った以上に高いということなのだろうか。
今後の成長バランスがどう設計されているのか、少し気になる。
「助けてアクア」と呟いてからの自力復活。
奮い立たせてはいるけれど、立っているのがやっとにも見える。
それでも前を向こうとする姿が印象的だった。
そして探偵あかねのお仕事。
うん、確かに向いている。
間違いない。
移住や叙爵など、気になる点はいろいろある。
でもこの作品は、細かいことを詰めすぎない方が楽しめるタイプなのかもしれない。
今回は爵位を得て、独自ルートとして商会も確立。
さらに住民も増えて――
オリゴ糖とブドウ糖が立った(笑)。
勢力拡大フェーズに入った感じがあって、素直に楽しい回だった。
灯回。
昔と変わらないえーゆーに安心する灯。
でも灯が素直になると、こっちは逆に勘ぐってしまう。
あと料理が本当にうまそうだった。完全に飯テロ。
熱いお茶をこぼして灯のカバンを汚してしまったえーゆー。
でも灯が真っ先に心配したのは、自分のカバンではなくえーゆーの火傷した手。
布団を離して先に寝たはずなのに、結局入ってきて安心を求める。
「こっち向いて」
「好き……」
からの翌朝。
「はぁ?? 乙女の身支度覗いてんな!」
そしてバスで帰る灯が、昨夜の「好き……」を思い出す。
終始ラブコメだった気がするけど、
最後にえーゆー側が「???」状態なのがこの作品らしい。
ラブコメになりそうで、ちゃんとなりきらない。
だから安心して見ていられるのかもしれない。
しりとりパートも面白かったし、後半のテンポも良かった。
ラッキースケベ+相合傘+車の水撥ねをかばう → スケスケ → ビンタ。
王道テンプレをこれでもかと詰め込んでくる。
でもタイトル通り、ちゃんとラブコメになりきらない。
幼馴染同士の距離感も程よくて、妙に安心して見られる。
テンプレをなぞるのではなく、理解した上で転がしている感じが楽しい。
プチドキverで3〜5話を先に見ていたけれど、1〜2話が未配信だったのでオンエアverで1話から視聴。
思っていたより、1話からかなり攻めていた。
ラブコメ漫画が好きな主人公。
それを学習した幼馴染が、テンプレ展開を自らセッティングしていく構図が面白い。
けれど毎回きちんとタイトル回収してくれる主人公のおかげで、
ちゃんと「ラブコメにならない」に着地する安心感がある。
メタをやりながらブレないのが良い。
“刺さらない作品を抱え続けるコスト”は重い。
・説明不足が気になる
・ルールの曖昧さが許容できない
・覚醒に裏付けがほしい
・キャラの芯が見えづらい
・設定は強いのに整理が追いついていない
・成長の積み上げが感じられない
・キャラクターが立ちきらない
・ダークさだけが印象に残る
自分の中では、こうした点が最後まで拭えなかった。
7話まで見たけれど、これだけ時間をかけても噛み合わなかったということは、きっと相性の問題なのだと思う。
もう十分にチャンスは与えた。
ここで視聴終了。
せっかく外へ出られる平民になったのに~という嘆きから
てっきり「戦い以外で経験値を得る話」へ一気に別方向へ振るのかと構えていたのに――
普通にギルド → 情報収集 → 外でレベリング。
安心の廃ゲーマールート。
これは裏切りではなく、信念の確認なのだと思う。
世界が変わっても、主人公の“プレイスタイル”は変わらない。
そこがブレないから安心できる。
そしてホーク。あれは良い。
言うことを聞かない=反抗的、ではなく、
自我があるから選択する。
「助けたい人がいたから教えた」
この一言は大きい。
召喚獣が“道具”ではなく、意思を持つパートナーになった瞬間だった。
しかもギルドでの軽い繋がりがきちんと回収される構造。
この作品は、
・無駄な伏線はあまり張らない
・張ったものはちゃんと回収する
・その代わり派手ではない
というタイプ。
だからこそ「丁寧に積む」。
さらに、魔獣召喚に同等ランクの魔石が必要という設定。
ここが最高にヘルゲーマー。
強くなりたい?
→ なら素材も同等に揃えてね。
簡単に“召喚ポン”しない。
効率厨に効率を強いる世界設計が、妙に気持ちいい。
うなじ属性の怪人。
「敵の後ろを取ることにかけてアルティメギルで私以上の者は居ない」
ここまでは普通に格好いいセリフだったのに、
「うなじを見るためにどれだけの研鑽を積んできたと思っているヴヴヴ!!」
ここで思わず噴き出した。
自分とは関係ない属性だけど、ここまで振り切っていると逆に清々しい。
こいつの生き方、嫌いじゃない(笑)。
巨と貧についてはどちらも良さがあるとして――
二人相手にイキって単騎で突っ込んだブルー(ヒーローあるある)を助けに入ったら、なぜかブルーが一方的に片方をボコっているという展開。
せっかく立てた“ヒーローあるある”を自ら崩していくのがまた面白い。
それよりも会長が「ちゃんと戦えるダクネス」だったのは驚き。
そして最後に出てきたメガネ属性の人物、あまりにも謎すぎる……。