面白かった。
面白くはあったのだが、名作と言うには少し足りない印象を受けた。
全体的にライトなノリにもかかわらず、倫理観が無く人の心がない展開やキャラが多いのはこの作品の特色として非常に面白かった。
ただその割にストーリー展開は場当たり的な短編の連続という感じで、ほぼほぼ日常ものに等しい内容。ピークは五話あたりで、目新しさがなくなった頃には続きを見せる牽引力が足りなくなっていたように思える。
通常の日常ものであればそれでほんのりとできるからいいのだが、この作品の場合のんびり見るには刺激が強すぎる。
だが本腰入れて見るほどストーリーそのものに力が入っているわけではない。
総じて中途半端な作品という印象を受けた。
ランキングを上げるという目標を強調するなど、全体を通して核となるストーリー要素が少し強ければまた違った印象を受けたのではないかと思えるだけに、非常に惜しい作品と感じる。
非常に丁寧な作りで好感。
ふわふわとした雰囲気作りが一貫していて素敵。
特に劇伴がとにかく素晴らしい。
見てから知ったがこういう魔法少女シリーズがあるのね。と思ったら最後の作品30年くらい前……知らないわけだ。
1期はあそこまで面白かったのに2期は今一つ面白みを感じられなかった。フリーレン一行が良くも悪くも安定していて目立った成長シーンや変化がなかったからだろうか。
ただただロードムービーという感じがして1期にあったような感動はあまりなかった。レヴォルテまわりの話が尺を取った割に内容が薄かったのが大きな要因に思える。
最後2話は結構良かったので終わり良ければ的な良さはある。
映像や劇伴は相変わらず綺麗。OPは映像はともかく曲は……1期の時からここはパッとしない印象。EDはいいのにね。
全体的に原作の雰囲気をそのままアップグレードしたような完成度で原作読者としても納得の完成度。
ただ終盤の戦闘シーンが長くてダレた。まあ原作通りだと戦闘一瞬なので仕方ないが、盛るにしてもボムと台風を個別に相手する時間長すぎて戦闘の流れに納得感が薄かった。
あとOPはあまり作品に合ってないように感じた。KICK BACKと違う方向性にしたかったのかもだが、レゼ篇はもっとしっとりしたイメージだったので。EDは完璧。
とはいえ文句はこれだけなのでテレビ放送版の雪辱は十分すぎるほど果たせていたように思える。
あらゆる方面から見て隙がなさ過ぎる完成度の高い作品。原作読者としても満足。
とにかく毎話毎話次から次へと気になる要素を積み上げて積み上げて次はどうなるんだとハラハラさせる展開には感服するほかない。
型月ワールドの知識があればあるほど思わず唸ってしまうような要素をどんどん出してくるファンサービスの塊のような設定の数々も、それを破綻なくアニメに再編した手腕も見事。
ただ1点、型月ワールドの知識がない人がこれ単体で見たら把握しきれないだろう点だけは気になるが、それは原作からしてそうなのでどうしようもない。