生きるのを諦めた幽鬼の魂が幽霊として未来に出会う人たちと交信してそれが今の幽鬼を奮い立たせる、凄い演出だ…。諦めて舞台を降りようとした幽鬼がそれまでの自分の人生を描いた映画のエンドロールを眺めた後に、未来で出会う人たちがいるあの光景を見て人生がまだ終わらないことを知り、エンドロールが巻き戻ってゲーム=幽鬼の人生が再開される。
幽鬼が脱落していったプレイヤーのことを心に留めていることは最初から描かれていて、それが最終話に繋がってくるそういう1クールの構成がとてもしっかりしている。
御城が狸孤を、伽羅が萌黄をちゃんと愛していたように描かれたの良かった。自分より優秀な妹の存在を受け止められなかった御城にとって狸孤は理想の妹だったんだね。萌黄が「よだかの星」として燃え続けているのならそれは幽鬼の心の中でかと思ったら、伽羅も萌黄の才能の無さへの救いとして「よだかの星」を読み聞かせていたのかなあ。
続編がありそうな終わり方をした!
重さ、軽さ、速さの表現がすごい作画だった…。シュタルク / ゲナウとフェルン / メトーデそれぞれのペアで線とか塗り方を変えてあったのも綺麗で印象的だったな。
人間のことを知りたがってて魔族との和解の可能性を感じさせたユンがあっさり死んじゃったね…。
プロテクトギアのデザインとか、伏が雨宮の目の前でプロテクトギアを身に着けることで人から狼に戻っていく演出とか良かったけれど、最後に水たまりに打ち捨てられた赤ずきんの絵本を映したのが野暮に過ぎるように感じてしまって観劇後の余韻が変な感じに…。
今までのお話のいろいろを繋ぎ合わせるような回だったのかな。
ゲームごとに白士と過ごした時間の回想が入ってたこととか、5話の散歩も受け止められないことがあった時に足が止まらずに動いてしまった感じなのかなとか、いろいろとこれまでの内容を思い出す。
萌黄と白士の死を目の当たりにして幽鬼がゲームの世界で生きる目的を定めるのであれば、その前に御城がどう生きたかの話を持ってきた構成がとてもいいな。
1クール通して幽鬼の変化を描いていく、そのために幽鬼に影響を与えたゲームや人物を扱っていくという感じみたいで、前話で萌黄のお話をしっかりと描いた理由も今回でよく分かりました。ここまで描かれてきた、幽鬼と関わって脱落していったプレイヤー達のことが思い出される…。
いい作画が必要ない作品ていうのもあるとは思うけど、この回はこの作画だと良さが損なわれる内容だったんじゃないかな…。
黒風白雨の文字と背景の色を変えていたのは1文字目と3文字目で"こくはく"てことだったの?
あんなが眺めてた渡り廊下のみくるが綺麗だけど影の中にいたのがあんなの気持ちを感じさせてとても良かった…
そろそろアイスクリーム食べてる以上の仕事ももっとみたいわね…
何回観ても感じるものがあるようなひとつのハイライトだけど、4話と7話を対比させて幽鬼と御城の立場・心情を入れ替えてあって、構成が美しい。
4話は御城を格下と侮っていた幽鬼が追い詰められた御城の反発を受けて御城のことを可愛いと思う、7話は不調の幽鬼に失望していた御城が追い詰められた幽鬼の覚醒で最後は満足して死ぬことが出来た、4話で御城とエージェントが話していたシーンの曲のアレンジ版を幽鬼とエージェントの会話の後に流す、と。
Cパートで幽鬼が犠牲者の名前を挙げて祈っていくシーン、御城のことを思い出している時に御城視点の回想が入る理由がよくわからなかったのだけど、幽鬼から見た御城もいい勝負をして美しく最期を迎えたからどちらの視点でもよくて、御城視点にすることで最期の幽鬼の「good game」を自分に言った言葉なのか記憶の中の御城にかけた言葉なのか曖昧にする効果があったように思います。
幽鬼は28回目29回目の自分のプレイを恥さらしだったと振り返っていて、それはおそらく観客の視線を意識した言葉だけれど、この回は観客に向けては恥さらしな内容だったけれどそれでも御城との勝負をgood gameと思えたていう回でした。
こういう舞台を用意しておけばいくらでもキャラを自由に動かせておもしろく出来る設定だな〜ということをふんわりと思ったのだけど、それを存分に活かしてあるように感じて観ていてほんとうにたのしい。
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