映像表現にばかり注視してしまったせいで、物語の本筋を追うのが疎かになってはないか?と心配しつつ視聴を続けていた。
しかし、その映像表現こそがこの物語におけるキャラクター描写の真髄といって良いだろう。本作の登場人物の心情変化は繊細で、わかりやすい大きな変化をみせる場面が少ない。だからこそ、画に込められた意図や演出をみては色々と考えたものだ。また、それと関連して、絵コンテ・演出・作監の担当によるテイストの変化を楽しむのも本作の醍醐味であった。そういう点において、今までにない楽しみ方を与えてくれた本作にはとても感謝している。
しかしながら、最終話において、ぼたんといぶきという二人の女子大生の等身大の絡みを描いた場面をみて高揚感を覚えたのも事実である。本作の映像表現が新鮮な体験を与えてくれたのも事実だが、「やっぱ真っ直ぐでリアルな百合が良いわ」と再確認するに至った。
物語構造、映像表現、キャラ描写の全てが高水準。
特徴的なのはlaundraw手掛ける映像。独創的な「光」の使い方や淡い色彩設計は勿論、基本に準拠したパース図、俯瞰とキャラアップの使い分けがしっかりしており、徹底した画作りへのこだわりを感じられた。また、画作りにおいては、光と陰影のコントラストや、オブジェクトを用いた「境界」の演出は特に印象に残っている。
悩める高校生3人を登場させつつも、各々が全く異なる背景を持っていた。結末にかけての対話と気付きの描写はかなり好み。同年代同士の相互影響と自己内省の両方を描くことで、友也の決断が決して軽いものではないことを感じさせてくれた。
最後に提示してくれたのが「自分で選ぶ」なのは個人的にかなり刺さった。何となくフラフラ生きて、目の前の現実から逃げている私に対して、「自分で選んだからにはやり遂げてみせろ」と訴えかけているように感じたからだ。
駆け出し編?ってことで区切りよく終わってくれた。
「大好きな父親の芸の素晴らしさを自身の手で体現する」「その証明としての真打昇進を目指す」のように動機と目的がわかりやすい。テーマこそ落語だけど、それを落とし込むのが上手い。目標に向けた主人公の努力を描くという点や物語構造に目をやると、やっぱジャンプ作品だなーと感じるので。
父親の芸を覗き見ていたふすまの隙間から茜色の夕日が差し込んでくる12話の演出好きだった。
アニメーション全般安定したクオリティだったので、視聴中のストレスもほぼなかったと思う。
2期決まってるっぽいので楽しみに待つ。
ストーリー構成は恐らく原作準拠なのでアニメーション作品としての評価がしずらい。仮に私個人の尺度でみるならば、最終話で何かしらの "結"を提示して欲しかった感が否めない。
とはいえ、ココ、アガット、リチェ、テティアの同世代四人組の描き方はかなり好みだった。相関と個人双方の変遷が良いんだよね。
一番の魅力は作画。全編を通して、高い水準で安定してたと思う。個人的に印象に残っているのは衣服の着脱。あそこまで緻密に描かれてる作品は中々ないよ。風になびく髪の毛や各キャラクターの表情変化も好きだった。
短編だからこその良さが出てて好き
起承転結のテンポ感もちょうど良い
また、作画リソースの配分から "見せ場"がわかりやすかった
個人制作アニメとしてのクオリティの高さを感じる
安定に笑える。脳死で観て面白いからありがたい。
以下不満点等。
opで謎ダンスするのやめてね。一期より作画不安定になった?神作画は求めてないけど、最低限のクオリティは担保してほしい。
三回目か四回目かの視聴(忘れた)
映像技術や演出に感嘆してられるのは途中まで。最終盤はそんなこと言ってられない。
主要人物以外の描写がどうしても少なく感じるが、この疾走感あってのサイバーパンクエッジランナーズなんだろうなって。
また、それによってデイビッドという人物がより際立ってみえる。
女手一つで育ててくれた母は自身に夢を預けて死んだ。自分をサイバーパンクとして鍛え、また、男として成長させてくれた恩人であるメインからは「走り抜けろ」と死に際に言葉を託された。他人の夢をいつも背負い続けていたメタファーとしての、トレードマークの黄色いウェアだったわけだが、最後は愛する女を助けるためだけに、そのウェアを脱ぎ捨て、サイバースケルトンに身を包み、その呪縛を解き放つ。他人の夢に寄りかかっていたデイビッドは、自身が愛する女、ルーシーの幸せを願い、それそのものが自分の夢であると彼女に託して、派手に散った。
にしても10話という短い構成の中でここまでの激重感情ボーイミーツガール作れるんだって毎回思う。ちな、改めてみてみると二話と四話に詰まってるよ、マジで。
中盤以降で語られるルーシーの過去を知った上で観ると、彼女がデイビッドという少年になぜ心の拠り所を見出したのか、自分なりの解釈を紡げてしまって1人で発狂したりした。
あぁ、、日光が気持ちいい。(現在朝六時)