サービス開始日: 2024-10-05 (545日目)
設定は面白いし、春が顕現する場面のアニメーションも良い。顕現までの溜めと解放の段取りも良く、1話としての完成度は高い。面白くなる材料は揃ってそうに見える、次回以降どう料理していくのかに期待。
スタッフはわりと豪華、日曜朝に地上波で流す力の入れ方をしているわりに、開幕からいきなり作画崩壊しかけていて話も展開もありきたり、一体どういうつもりでこの企画を始めたのかと疑問しかなかったが…後半クールから顕著に作画が改善し、物語もそれなりにマシになり、キャラクターがそこそこ立ってきて見られるようになっていった。キョウヤとソウジの男子組、ナギとμの女子組の打ち解け方は良かったんじゃないかと思う。
脚本的には最後まで手垢がついたものだったし、設定に一部目新しいところはあったものの歌×バトルにありがちな不自然さは多々あり、この力の入れ方で2期かけてやるほど良く出来ていたとはまったく思わないが、大失敗ではないところまで挽回していた。最後の展開は相当謎ではあったが、ライブ映像としてきちんと最終回らしい盛り上がりを作れていた。開幕~前半クールで失敗していなければもうちょっとマシな評価を得られていた気もするのに…そういう意味では自業自得とはいえやや惜しい作品。
原作既読。横アニが描くジェネリック無職転生と言える1期。まぁ…作画は横アニだしいまいちなんだけど、それ以外は量産型なろうより一段階上の面白さはある。ただ…この先急速にインフレチート展開になだれ込み、バトルバトルまたバトルの展開になってしまうので、ある意味ここが頂点かもしれない…
よくあるやり直し令嬢モノかと思っていたが、内容はミステリー色が強く、特に序盤は意外性が新鮮さにつながり楽しむことができた。ただ、中盤以降は次々と新たな人物が登場し、展開も目まぐるしく変わっていくため、リアルタイムで追うにはかなり苦労する脚本となっていた。全体的にかなり駆け足で、バタバタと話が収束していった感が強い。話としてはそこまで意外性があるわけではなく、展開の粗さも手伝って純粋にミステリーとして楽しめるというほどでもないのだが、スカーレットのキャラクター性とコンスタンスグレイルとの関係性でエンタメ性がうまく補完されてはいた。最終回直前くらいまでは若干興味を失いかけていたが、視聴後の余韻が良いため評価を一段上げさせられた。
前評判に良いものもあったので若干期待していた部分はあるのだが、完全な量産型だった。作画は崩壊というほど酷くはないが常に低品質で、まさに低予算なろうそのもの。
ストーリー的には目を作るという謳い文句がまったく生きておらず、構築に至る魔法的・生体的なロジックの積み上げも一切ない。頑張ったら突然出来たみたいな描写しかなく、なんにも面白くない。最終回にもってきた派閥との戦いも本当にひどいものだった。アニメ化でエッセンスが失われたのかと気になって原作を確認してみたが、原作からしてこんな感じだったので救いようがない。クノンのキャラクターは好き嫌いあるだろうが立ってはいる。しかし、それ以外に魅力的なキャラクターがほぼ登場せず、キャラクターが駆動する面白さみたいなものもない。期待はずれだった。
原作未読。作画スタッフは無職と同じらしく、日常からバトルまで作画はものすごい。9004隊による魔王現象との戦いがメインで開幕から全編を通してバトルシーンが多く、それ以外も9004隊のクセのある勇者(というか奴隷・傭兵)を中心にキャラクター同士のやり取りが主軸になっていて、物語は比較的薄め。特に、設定が明かされず、登場人物の紹介も薄いまま進行するのでバトルはすごいが話がよくわからないとなりがちな構成ではある。
キャラクターはどいつもこいつもクセが強くて好き嫌いは分かれるが、連携すると部隊としては妙な一体感があり、徐々に愛着が出てくる。特に自分を王様だと勘違いしているノルガユはただのイカれたキャラかと思いきや、個人としての特殊能力、指揮・判断能力、前線に立つ勇猛さ、他者に対する信頼と慈愛を併せ持っており、人気になるのも理解できる。
一期の最後で重大な設定が明かされはするが、設定だけで面白くなる類のものでもない。ポテンシャルは十分に感じられるが、今後この設定とキャラクターを物語にどう活かしていけるかで、名作になるかどうかが左右されると思う。二期もあるようなので、引き続き見ていきたい。
原作コミカライズ?既読。追放系の中だと比較的面白い方だと思うのだが、序盤はとにかくオリヴァーたちの無能っぷりやオルンのチートが目立って陳腐に映る。1期終了後くらいからオリヴァーとの関係やオルンの過去も交えて思ったよりも複雑な話が展開されていくし、オリヴァーも単なる雑魚ではないということが判明していくのだが…まぁ現段階だとこんなもんでしょう。原作に忠実なアニメーションという意味では及第点で、原作の課題が単に浮き彫りになったという状況だと思う。二期があるらしいが、コミカライズもまた無双に寄りそうな気配があるので面白くなるかどうかはよくわからない。
STAMPEDEの続編。STAMPEDEは原作で過去として触れられていたロストジュライを描いたもので、本作のSTARGAZEから原作漫画相当の展開が始まっている模様。STAMPEDEは全編わりと安定して楽しめていたので完結編として期待していのだが、本作はかなり様相が異なった。原作漫画が古いことも影響しているのか、ヴァッシュが目覚めてからナイブズと対決する最終回直前までのキャラクター造形や展開がことごとく古臭く陳腐で、耐えきれずに途中で一度視聴を中断してしまった。特にナイブズの部下たちと新聞記者のミリィは昭和すら感じさせるほどベタついた振る舞いで、存在がマイナスなのではと感じるほど。不殺を貫こうとするヴァッシュの無能っぷりも極まっており、中盤の8話分ぐらいはカットした方が良かったのではとすら感じる。視聴者数や感想数の推移を見ても、おそらくほとんどが途中で脱落しており完走した人は少ないのではないだろうか…
No man's landを描く背景美術や戦闘のアニメーションは本当に素晴らしく、臭みの少ないナイブズとの絡みは不快感もなく、最終回後の余韻は非常に良かった。なんとなくゼノブレイド2を思わせる展開だが、こちらが先なので影響を受けたりしているのかな?
もっとどうにかできたのかと考えるものの、原作者もがっつり制作に参加しており、STARGAZEで原作のキャラクターを削除したり改変したりはさすがに難しかっただろうから、これはどうしようもなかったのかもしれない。
原作未読。大量の登場人物が都市を舞台に乱戦する成田良悟らしい作品の映像化。音楽と映像は最上級で、特に戦闘作画は恐ろしいほどの仕上がり。反面、多数の人物や勢力が都市の各所で入り乱れながらただただ戦闘を繰り返し、流れや芯のようなものが非常に希薄な物語は賛否が分かれる。キャラクターは個々に見れば立っているものの、数があまりに多すぎて前半はほぼ自己紹介で費やされたといってもよく、それでも顔と名前を一致させられたキャラクターは両手で数えるほどにとどまっている。
映像的な興奮は確かにあるのだが、全体的にごちゃごちゃしたまま方向感もわからず混沌としながら進んでいくため、1期が終わった時点では消化不良で終わっている感が否めない。局所的に面白い場面は出てくるものの、偏執的に王道的な解決を避けつづけており、結果として常にカタルシスが不足しているような感覚が続く。この展開は成田良悟らしいといえばらしいのだが…この鬱屈というか、ある種のストレスのようなものが2期で発散されたなら名作になり得ると思うが、現段階ではまったく判断がつかない。
いつもの無双とは若干違い、王族の中での政争が描かれるのだが…父王や兄たち、部下がとにかく主人公に甘く、一見重厚そうな雰囲気の中ですごいすごいと拙い語彙でやたらめったらと褒めてきて台無しにしてくる。確かに主人公は生まれ持ったチート能力だけでなく、場面場面でそれなりに妥当な意思決定・判断を行っており、無双の裏付けとなる有能さを一定程度示すことはできている。しかし、結局用意される事件・舞台とその解決がテンプレ的展開の繰り返しに終始しており、いつもと違う舞台やキャラクターを活かしきれずB級で終わってしまった。なんかもっとやりようあった気がするんだけど…原作小説がこれなんだろうから、アニメでどうこうするのは無理だったろうな。アニメはむしろ頑張っていそう。
前回に続いてとってつけたようにOPEDを歌わせるのはあまり好みではないし、この作者の男性の描き方はやはり不自然なところがあるようには感じる。大した知り合いでもない内向的な男同士は出先で会って昼食で深い身の上話をしてわかりあったりすることはないよたぶん…。それでも女性作者の中ではうまく描いている方だとは思うし、特に女性については人物をステレオタイプで平面的なものでなく、時と場面によって移ろう多面的・複合的な振る舞いの集合体として人間らしく描けているところは変わらない長所。その中で朝が着実に変化し、人生を前に進めているのを見るのは我々のような世代からするとそれだけである種の満足感がある。
しかし…久々に原作を見ると、色々と思うところがある。ここ数話は原作からエピソードの順序や流れを相当入れ替えて構成しており、原作全11巻のうち残りまだ3巻ぐらいある状態で次回最終回を迎えるので…どうも原作を最後までやるわけでもなく、かといって2期をやるでもなく、1期で終わらせる形なのだろう。うまくいくかハラハラする。
2期が話数を絞っていて黄金郷はやらないと聞いた時は多少がっかりしたが、始まってみると北部高原の3人の旅程、その中で立ち寄る様々な集落、その地の人々の危険と隣り合わせの暮らし、日常と苦労、穏やかな喜び、故郷を思う様子とそれに応じる過去のヒンメル一行、現在のフリーレン一行、そしてそのつながりが丁寧に描かれていて、1期よりも楽しめた。原作ではさらりと描かれたバトルシーンも渾身の気合で作画されており、一部過剰な感はあるもののショボい作画に比べれば文句を言うようなものでもない。世界・背景美術、人物作画、演技、演出、アニメーション、劇伴、OPEDと粗らしい粗がない、完成度の高いアニメーションに仕上がっていた。神技のレヴォルテの回で原作との違いを確認したくて久々に漫画を読んだのだが、原作の時点で結構面白かったはずなのに、アニメを見たあとでは物足りなくなるくらいにこちらの出来が良い。素晴らしい。
追放モノ×百合にグロをまぶした作品。それ以外特筆すべきものはない。とにかく唐突な百合にまみれているが、関係性の描写はチーレムなろうと同レベル。王都で気ままに暮らしたいらしいがスローライフではなく教会が生み出した化け物とずっと戦っている。百合のエロ本みたいな唐突な描写以外に何が売りなのかまったくわからず、そのうち何か描きたいものが見えるのかと思って見続けていたら結局そのまま1クール終わってしまった。今期で一番時間を無駄にしたなと感じた作品。
原作既読。映像、音楽、演技、キャラクターの立ち方はケチのつけようがない。物語としては主要キャラクターが追い込まれていく描写が多く、2期までと比べて絵的に映えるシーンも少ないのでカタルシスを感じられる場面は少ないのだが、最終回は1時間使って転生前の伏線を回収し、盛り上がる場面を詰め込んできたことで視聴後の余韻は非常に良いものになっていた。これ自体はそこまで目新しいというわけでもないが、1期は初回拡大で3期はラストだけ拡大と、手段を選ばず構成を工夫してくるのは好感が持てる。
陰鬱な展開の中で最高の引きを持ってフィナーレを飾る4期へ、と期待させる展開ではあるのだが…正直原作的にはこの付近が最高潮だったような気がしなくはない。世間的にも最終回は賛否あったし、3期中で同様に賛否があったシーンはアニメで若干展開を変えていたので、どこまでオリジナルで展開を変えてくるかに注目して4期を待ちたい。
今回は固有結界内の「世界」が佳境に向かう中でアヤカとセイバーの関係が決定的な変化に差し掛かり、盛り上がりかけたところで絶妙に水を差す引き、相変わらずこの作品面白いんだか面白くないんだかよくわからないが、常に全力投球なのは伝わってくる。だが面白いか面白くないかはやっぱりわからない(二回目
原作既読。ラブコメの中では好きな原作で、作画や演出にとても凝ったものなだけにアニメの完成度に期待していたのだが、結果としては「漫画の方が動いてる」という有名な揶揄を思い起こさせるような酷いアニメ化だった。
キャラ作画は常に崩れているし、動きも適当、棒立ちの遠景を多様するなど、ほぼ全編にわたって崩壊しているといって良い。原作の作画演出が良いだけにそのギャップはすさまじく、やらない方がマシだったと確信できる出来。原作準拠で主人公含めてキャラクターには魅力があり、子供の頃に声だけでつながっていたApolloが誰なのかというミステリー要素を交えたストーリーもキャラとその関係性を描写する下敷きとしては十分なのだが、作画がすべてをぶち壊している。
OPED劇中歌の出来も比較的良く、ちゃんと原作に合わせて作られているところを見ると、制作スタジオの力量不足は明確だが、これまでの制作実績を考えるとこれは予見できたのでは。そういう意味で、この座組で企画を通したプロデューサーやら製作委員会の罪は重い。
この作品を楽しむ唯一の方法は、原作漫画を読みながら音声だけ流すこと。これが全12話を完走しての結論。